その類いまれなる品質

1本1本の繊維が極めて長い超長綿に属するシーアイランドコットン―西印度諸島海島綿―は、昔より「絹のような光沢、カシミアのような肌触り」と形容されるように、美しくソフトな風合いを持ち合わせる、まさに繊維の宝石とよばれるにふさわしいコットンです。

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2011-12シーズンにベリーズで収穫されたシーアイランドコットン
(定規は上側がインチ、下側がセンチメートル)

他の綿でも、さまざまな加工を施すことにより一時的にはシーアイランドコットンに似た肌触りと見栄えを作り出すことができますが、シーアイランドコットンは、それらが「天然」の特性として備わっているため、洗濯を繰り返しても、その性質が損なわれにくいのです。長く使っていただくにつれ良さが際立ってくるのがシーアイランドコットンといえます。
その卓越した性質は、科学の眼でも明らかにされています。

2-2-1.jpg 超長繊維だからソフトでなめらか
2-2-2.jpg 超長綿とは平均繊維長が約35mm以上の綿花の総称です。その超長綿の元祖であるシーアイランドコットンは、普通のコットンに比べて平均繊維長が圧倒的な長さを誇っています。衣服に用いる繊維は、長ければ長いほど、細ければ細いほど、なめらかでソフトな風合いに仕上がり、かつ耐久性も高まります。

天然の撚りがもたらす抜群の風合いと吸湿性
2-2-3.jpg 繊維1本1本に天然の撚り(ねじれ)が多いと、バルキー(かさだか)感が増すとともに吸湿性が高まります。シーアイランドコットンは、1インチ当たりの撚りの回数が綿の中で最大級。このため、ふっくら柔らかな味わいが生まれます。また、繊維の中空部をとりまくセルローズ質が肉厚であり、これも優れた吸湿性を示すゆえんです。

50%も反射度が高い。だから、絹のような光沢
2-2-4.jpg 素材の光沢感は光の反射がつくりだすものですが、シーアイランドコットンは他の綿に比べ50%も反射度が高く、素晴らしい自然の光沢をもっています。また油脂分も0.65%と綿の中でもっとも高く、独特のぬめり感が着心地にやさしさを与えます。繊維の細さはほぼ絹と同じで大変しなやか。他のコットンにはない優雅さをかもしだします。

パラシュートに使われたほど強い繊維です
2-2-5.jpg 単位太さ当たりの強度も綿の中でもっとも優れていることがわかり、シーアイランドコットンの耐久性を明快に示しています。かつてパラシュートの素材に使われたという話は、しなやかで強い繊維の性質をよく表しています。また肉厚のセルローズや天然の撚りの多さが優れた復元性をもたらし、繰り返しの洗濯の後でもソフトな風合いが見事によみがえります。

大切に育てられ、一つ一つ手で摘み取られます。
これら天然の風合いと優れた繊維の物性を最大限に活かすため、シーアイランドコットンは長い時間をかけてじっくりと生育されます。摘み取りも、人の手で一つ一つ丹念に行われるため、機械による収穫で繊維が傷むこともありません。

有害物質ゼロの綿糸
協会を通じて取り扱われるシーアイランドコットンの綿糸は、有害物質の残存度を検査するエコテックス規格100でも一番厳しい製品分類1をクリアーしているため、乳幼児向けの衣料や雑貨にも安心して使っていただけるものです。(注:エコテックス規格は生産の各段階において認証を受けるものですので、糸の認証が最終商品の有害物質の有無を保証するものではありません)