カリブ海が育むコットン

2-1-2.JPG 日本から見ると地球の遥か裏側、フロリダから南米ベネズエラにかけて広がるカリブ海。そこに4,000キロにわたって連なる島々を、かつてコロンブスは、西印度(インド)諸島と名付けました。

2-1-3.JPG 西印度諸島アンティグア、セントキッツ・ネービス、バルバドス、ジャマイカ、そしてカリブ海沿岸のベリーズ。歴史上、多くの人々が求めてやまなかったシーアイランドコットンは、このカリブの限られた地域のみで、今日も生き続けています。

2-1-1.JPG 世界でもっとも優れた綿が、この地だけに育った理由は、その気候風土にあります。ちょうど綿木が発芽・成長する時期には雨に恵まれ、開花時には乾期が訪れる、コットンを傷めない絶妙の気象サイクル。綿をやさしく育む貿易風。年間平均気温26-28℃、年間降雨量約1,100-1,200mm、年間日照時間3,000時間以上という気象条件。また土地は、地盤が珊瑚礁もしくは石灰質のため水はけがよく、アルカリ性。さらに、昼夜の温度差が少ないため、均一な節の少ない繊維の綿が育つなど、優れた綿を栽培するにあたってこのうえない条件を備えています。

2-1-4.jpg過去、シーアイランドコットンに憧れた多くの人々が種子を持ち帰り、世界各地で栽培が試みられましたが失敗に終わり、純粋なシーアイランドコットンの産出は、今もカリブ海の地域だけに限られています。
まさにシーアイランドコットンは、カリブ海地域だけに育つことを許された神の贈り物なのです。